除菌グッズの種類と失敗しない選び方!
スーパーやドラッグストアにずらりと並ぶ抗菌グッズ。最近では種類が多くてどのシーンでどのタイプのグッズを使用したらいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。種類によって使える場面や範囲が異なることがあります。ここでは用途や使用頻度を考慮した、効果的な選び方をご紹介します。
除菌グッズの種類とは
家に常備しておくタイプや持ち運びに便利なタイプなどさまざまな除菌グッズが販売されています。
除菌ジェル
会社のエントランスや病院、飲食店、スーパーマーケットの入口などでよく見かける除菌ジェルは手洗いだけでは除去できない雑菌を、手指のすき間に入り込んで除去してくれます。ジェルを手にもみ込むことで洗浄効果が発揮されます。
除菌スプレー/ミスト
スプレーやミストタイプのものは、広い範囲に噴射できるので衣類や寝具・カーテン、調理器具などのキッチン用品に使われたり、揮発性が高いことからパソコンやスマートフォンなどの電化製品に使えたりと汎用性が高いです。置き型タイプだけではなく小さなボトルに入った持ち運びに便利なタイプもあります。空間の除菌にも効果的です。
除菌シート
シートタイプの除菌グッズは屋外や外出先で手を拭いたり、家のテーブルや会社のデスクを拭くのに使われたりします。また、子供が触れる玩具や遊具にも使って清潔な状態にできます。自宅や会社に常備しておくだけではなく、かばんに携帯タイプを入れておくとすぐに使えて便利です。
除菌器
水に弱いスマートフォンやイヤフォンなどの電子機器や、アルコール成分や水分を多く含んだものを使うには少し抵抗を感じる腕時計や紙幣、メガネ、マスクなどを除菌する際にとても便利なのが除菌器です。ボックスタイプが多く、内部でUVライト・紫外線・オゾンなどを発生させて中に入れたものの表面に付着した菌を取り除いてくれます。コードレスタイプのものもあり、靴や便座、寝具などにかざすことで抗菌できます。
効果的な除菌グッズの選び方
除菌グッズを選ぶときにどのような点に着目すればいいでしょうか。種類が多すぎて迷ってしまうときに以下の点を参考に目的に合ったものを選んでみてください。
除菌力
一番大切にすべき点は除菌力です。グッズによっては除去しきれない菌があることを知っておく必要があります。自分が求める有効成分が含まれているかどうかを確認しましょう。
安全性
空気中にスプレーを散布する場合や、特に子供やペットなどが無意識にいろいろなものに触れるものに使用する場合は安全性に配慮されているものを選ぶべきです。原料を確認し、鉱物由来の成分や化学合成の原料を使用している商品は安全性が低い場合があるので注意してください。アルコールが含まれているものは敏感肌の人やアレルギーの人には強すぎるので、ノンアルコールのものを選ぶことも大切です。
使用範囲
グッズには衣類用やキッチン用など使用場所が限定されているものがあります。実際に使用する場所での使用が可能かどうかを確認しましょう。哺乳瓶のように赤ちゃんが口にするものを除菌する場合などは、使用するグッズの成分に注意が必要です。いろいろなものの除菌に使えるタイプもあるので、購入前に使用範囲を確認することが大切です。
実績
使用する商品にどのような実績があるのかを調べることも、安全性を確認する一つの方法です。売上実績だけではなく、実際に使用した人の口コミや、企業などで導入・活用されている実績を知ることも選ぶポイントとなります。
用途や使用頻度を考慮する
職場で使用する場合や自宅で使用する場合、高齢者や乳幼児がいるご家庭、人によって環境はさまざまです。抗菌グッズを用途や使用頻度によって使い分けることで、より効果的に対策ができます。
用途
同じ抗菌グッズでも、減らすことのできる菌や種類に違いがあります。トイレにはトイレの、キッチンにはキッチン特有の菌がいます。また、風邪やインフルエンザ、感染症などに対しても有効なのかを購入時に確認しましょう。従来の抗菌対策は光触媒(光(紫外線)を浴びないと活性反応が起きない)という商品が多くありましたが、現在はその点が克服されているものがほとんどなので日当たりの悪い場所の抗菌にも安心してしようできます。
使用頻度
頻繁にお手入れができる生活スペース内の場所(ドアノブやテーブル、イス、水回り)であれば、持続期間がそれほど長くなくても効果的に使用できますが、週に1度またはそれ以下の頻度でしか手入れができないエアコンやクローゼット内などは持続期間が1週間かそれ以上のものを使用することが効果的です。成分の仕組みのひとつとして、一度コーティングしてしまえば効果が長期的に持続するものもあるので、使用頻度によって使い分けるようにしましょう。
誰もが日常的に抗菌グッズを使用する今だからこそ、自分の目的や用途に適した商品を選んで効率的に抗菌をしたいですね。ここで紹介したポイントを参考に最適なグッズを見つけてください。