実は間違っている?!抗菌スプレーの正しい使い方
風邪やインフルエンザなどの感染対策に必要不可欠なのが「抗菌スプレー」です。手洗いやうがいだけではカバーできないところまで抗菌スプレーは活躍してくれるので、現在では予防のために欠かすことのできないアイテムとなりました。そこで今回の記事では、抗菌スプレーの正しい使い方について紹介します。興味のある人は参考にしてください。
抗菌スプレーの効果を最大限発揮させるためには
結論として、抗菌スプレーの効果を最大限発揮させるためには、先に手洗いを入念に行うことが必要不可欠です。
基本的に抗菌スプレーは、手洗いで落とすことができなかった、ウイルスや菌を落とすために使うものとされています。そのため外出して家に帰宅したら、しっかりと手洗いうがいをして、目立った汚れなどを落としてから抗菌スプレーを使いましょう。
また手洗いを行ったら、手や指などが水で濡れていないように、タオルでしっかりと拭くことも忘れないでください。手や指に水が付着した状態で抗菌スプレーを使用してしまうと、せっかくの抗菌スプレーのアルコール成分が薄まってしまいます。その結果、菌やウイルスに対する殺菌効果も著しく低下してしまうので、抗菌スプレーを使う前には、必ず手指の水を拭き取った状態にしましょう。
抗菌スプレーの正しい使い方
それでは抗菌スプレーの正しい使い方を詳しく解説していきます。
・手洗いを行うタオルで水分をしっかりと拭き取る
・水分を拭き取った状態で片方の手のひらに抗菌スプレーを吹きかける
・もう片方の手の指を使って、他方の手のひらに抗菌スプレーを均等になじませる
・両手の手のひら全体に対して抗菌スプレーをなじませるようにすりこむ
・手の甲に抗菌スプレーをなじませる
・両手の指と指の間に抗菌スプレーをなじませる
・それぞれの手で親指をつかみ、ねじるようにして抗菌スプレーをなじませる
・最後に両手首に抗菌スプレーをなじませる
上記のような手順で使うことによって、抗菌スプレーを正しく使うことができます。基本的には「手のひら→手の甲→手の指→親指→手首」の順番で、手のひらから外側に抗菌スプレーを広げるように心がけると、洗い残すところなく抗菌スプレーを使うことができるでしょう。
抗菌スプレーの注意点
抗菌スプレーを使う際には、洗い方の他にも以下のような注意点があります。
素早く抗菌スプレーを手全体になじませる
抗菌スプレーを使う際には、素早く手全体になじませることが重要です。基本的に抗菌スプレーの主な成分は「アルコール」といえます。アルコールはすぐに蒸発してしまう性質を有しているので、ゆっくりしていると手全体を消毒できません。そのため手洗いとは異なり、1度抗菌スプレーを使ったらテキパキと手全体になじませるようにしましょう。
抗菌スプレーはたっぷり使う
抗菌スプレーを使う際に注意したい点として、使用する際はたっぷり使うということが挙げられます。人によってはスプレーを節約するために、少量しか使わないという人もいるかもしれませんが、これは抗菌スプレーの誤った使い方です。抗菌スプレーの量が足りずに、手全体になじませることができないと、菌やウイルスが付着したまま残ってしまう可能性があります。
菌やウイルスが付着したままでいると、感染症などの感染率が高まってしまうため、抗菌スプレーを使う意味が薄れてしまうといってよいでしょう。そのため抗菌スプレーを使う際には、量を節約することなくたっぷりと手全体に行き渡るように使ってください。
やりすぎに注意
抗菌スプレーを使用する際には、スプレーのかけすぎに注意しなければいけません。基本的に抗菌スプレーの主成分はアルコールなので、使いすぎてしまうと指や手などに必要となる脂がなくなってしまいます。
最低限必要な油分がなくなってしまうと、手荒れなどを引き起こしてしまう原因になってしまうので注意が必要です。とくにアルコールなどに免疫がない人に関しては、少量であったとしても手荒れを引き起こしてしまうでしょう。そのため自分の体質に合わせて、適切なタイミングで抗菌スプレーを使うようにしてください。
手や指といったところ以外には使わないようにする
上記でも触れましたがアルコールを使いすぎてしまうと、手荒れなどの原因になってしまいます。そのため、手や指といったところ以外に抗菌スプレーを使うことも避けた方がよさそうです。場合によっては赤くなってしまったり、皮膚トラブルを引き起こす原因になってしまったりします。そのため、使用すると想定されている手や指といった箇所以外に、抗菌スプレーが触れないよう注意して使いましょう。
抗菌スプレーは正しく使うことによって菌やウイルスを死滅させることができます。さまざまな感染症に感染する確率を少なくしてくれるため、手洗いを行った後はできるだけ抗菌スプレーを使うようにしましょう。また抗菌スプレーに関しては、今回紹介したように正しく使うようにしてください。